観劇レポート

【観劇レポート】2021年1月10日(日)『劇団四季The Bridge ~歌の架け橋~』初日公演

2021年1月12日

キャストレポート

笠松 哲朗さん

今回その進化にとにかく驚かされたのが、笠松さんでした。
それは、笠松さんがキャスティングされているからこそできる…と思わざるを得ないほど。

ダンスは言うまでもなく、抜群にうまい。
元々、歌もダンスもできる方ではありましたが、
今までよりも自信がついたように見え、歌唱力がぐーんと伸びているように感じられました。

『儚い喜び』(アイーダ)
『自由を求めて』(ウィキッド)
という高い歌唱力が求められる曲も、癖のない素直な歌声で高音を響かせていました。

いろどり

『UTS』で「あれ?なんか今までの笠松さんと違う気がする…」と思ったら、
その後どんどんその魅力が発揮され、本当に驚きでした!

谷原 志音さん

今回圧倒的な歌唱力をみせてくださったのが、谷原さん。
高音から低音までブレることなく、劇場に響き渡っていました。

また、谷原さんのすごいところは「オーラ」。
パッと惹きつける力があるのはもちろんのこと、 曲によって纏うオーラが全く異なるのです。

特に圧巻だったのが、やはり持ち役である 『ブエノスアイレス』(エビータ)。

視線から、身のこなしから、 それまでのキュートさが一気に影を潜め、
そこに現れたのは野心を抱いたエバそのもの。

正直、この一曲だけでも聴く価値があると思いました(笑)

いろどり

谷原さんにぴったりだろうけど、色々な兼ね合い的にどうなんだろう…と思っていた 『二つの祖国』(余計なお世話)。
今回歌っておられましたが、やはりぴったりでした!
(遠目で見るとどことなく野村玲子さん風に見えました…)

東 沙綾さん

今回ダンサー枠(明確な区切りはありませんが)でかなり目を惹いたのが、東さんでした。
ダンスはもちろんうまかったのですが、素敵だと思ったのがその表情。

『ロボット・イン・ザ・ガーデン』では、タングを連想させるような立ち位置でダンスをされているのですが、
その様子がとにかくキュート。

自分の気持ちを一言も発することがないのに、
その表情とダンスで気持ちが伝わってくるのには驚きました。

東さんは『サウンド・オブ・ミュージック』のリーズルでデビューされており、
トリプルスレット(「歌って、踊って、芝居もできる」パフォーマーのこと)とも
言われているようですので、 他の演目でもぜひ拝見してみたいなと思いました。

おまけ

シンガー枠のみなさん、言うまでもなく圧倒的にうまいです。

今まで書いてきたもの以外に、 個人的に「特によかった!」と思ったのがこちらの楽曲↓

飯田 達郎さん:『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(声質にぴったり)
清水 大星さん:『ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト』(デビューできそう)

また、大鹿さんが台詞をよく担当されていらっしゃいましたが、
台詞まわしもうまく、伸びやかで素敵なお声だなと感じました!

さいごに

今回は作品全体とキャストの感想をざっくりレポートをしてみましたが、いかがでしたでしょうか。

元々ショウ形式の作品が大好きなのですが、この「The Bridge」も大好きな作品になりました。

関東での公演は約1ヶ月。
残りの公演も足を運べるだけ運ぼうと思います!笑

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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