キャストレポート
ラウル・シャニュイ子爵:加藤 迪さん
さらに進化を遂げていた加藤ラウル。
今回は少し調子が悪かったのか1幕では2箇所ほど声がひっくり返ってしまったものの、
それでも力強くまっすぐで、素敵なラウルでした。
観るたびにどんどん魅力も、声量も増していっているように感じられました!
良い意味で癖がないのも、加藤ラウルの魅力!
ムッシュー・フィルマン:村 俊英さん
劇場にパーンと声が響きわたる平良フィルマンと比べ、
どちらかといえば低音をじっくり響かせる印象の村フィルマン。
個人的には平良フィルマンのイメージが強くなりすぎてしまった感があったため
村さんのテンポに慣れるまでは少し違和感がありましたが(ちょっぴりスローペースに感じられる)、
さすがの安定感がありました。
カルロッタ・ジュディチェルリ:高居 洋子さん
こちらも今月デビューされたばかりの高居カルロッタ。
声量もあり、堂々とたるカルロッタでした。
ただ、今回高居カルロッタを観たことで
カエルの鳴き声がいかに難しいかということを感じました(笑)
河村カルロッタのカエルの鳴き声は職人芸…
おまけ
他にもたくさん書きたい部分はあるのですが…ここであげておくとすると、やはり永井ピアンジ。
安定の永井ピアンジが大好きです。
さらに、今回は男性アンサンブル7枠の貞松さんがめちゃくちゃ良い声で気になりました。
ぜひ注目していきたいです!
『オペラ座の怪人』男性アンサンブル9枠などを演じておられる貞松 響さん。その経歴や主な出演作品などをまとめています。
参考【CFS版|劇団四季俳優データベース127】貞松 響(さだまつ ひびき)さん
一方で、今回2階席前方からの観劇だった影響もあるのかもしれないのですが、オケが少し気になりました。
支配人のオフィスを筆頭に、役者さんとオケのテンポが若干ズレるというか…
盛り上がるところが盛り上がりきらないというか…。
せっかくの貴重な生オケなので、そこがちょっぴり残念でした。
濱本さんの指揮が好きすぎる説もある…笑
さいごに
今回もキャストを中心にレポートをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
正統派でオペラ座の世界観にどっぷり浸かることができる
佐野ファントム×山本クリス。
新しい風を感じた
飯田ファントム×海沼クリス。
ロングラン公演のため、
今後それぞれがどんな風に進化されていくのかとても楽しみです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【観劇レポート】2020年11月26日(木)『オペラ座の怪人』マチネ公演
約一週間前にデビューした岩城ファントムのレビューをはじめとする、2020/11/26『オペラ座の怪人』マチネ公演の観劇レポートです。
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